ベタは興味本位でせまいところに入る習性がある!
ベタは水中の酸素量が少ない環境でも生きていけます。コップやミニサイズの容器でも生存できるのです。
ベタが持つ「ラビリンス器官」のおかげです。
ラビリンス器官はエラの上皮が変化した呼吸器官です。正しくは「上鰓(じょうさい)器官」というものですが、非常に複雑な形状をしていることからラビリンス(迷宮)の名前が付きました。
このラビリンス器官によってエラ呼吸だけでなく、空気中から酸素を得られるようになっています。つまり、ベタは魚なのに肺呼吸ができるのです!
呼吸の60%ほどはラビリンス器官をつかっているため、ときどき水面に口を出して酸素を吸う姿を見かけることがあります。もちろんエラ呼吸もできるので、環境に応じて最適な呼吸方法を取ることが可能です